BLOG「プランタンのクラシック・ピアノ挑戦」

大人になって再開したピアノ、こんなに「はまる」とは・・・

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30年振りにタクトを振った!(その2)

本当に何から何までよく気が回るTくん、事前にスコアをファックスしてもらったのですが、細かすぎてよくわからんっ(笑)!
とりあえず現場にかけつけようと急きょの帰郷。

朝一番の電車に乗り、数年ぶりの故郷へ。
自宅に戻るもそこそこに、すぐコンサートホールへ。
あ、Tくんの名誉のために補足コメントすると、A4判でファックスしても細かいだろうと、ちゃんと拡大版を前日に自宅にわざわざ届けていただいたうえに、両親をも演奏会に招待いただいたのでした。(感激)
お陰さまで、コンサートホールへの道すがら、ちょっとだけスコアをおさらいすることができました。
アマチュア指揮者(しかも「かつての」)には一番厳しいアウフタクト、かつ一番振りにくい三拍子です。
しかも原曲にはない前奏と、トランペットの魅力的なオブリガードが上品な威厳を感じさせます。
実は、母校吹奏楽部OB会のウェブサイトがある(!)ので、そこにこの編曲での演奏がアップされていると事前にTくんに教えてもらい、一度聞いたのですが、この前奏の最後の2小節の和声が美しいこと、美しいこと。これはどうなってんだ?と気になっていたわけで、これもスコアで確認。

さて、コンサートホールではスタッフ用の受付コーナーがあり、何回生か?と言われて、「わかりません」
お名前は?と言われて、名前を言ったけど、先方の出欠リストに僕の名前があるわけじゃなし。
(何せ三日前に急きょ決定したわけですから・・・)

すっかり困惑した受付の人から、とりあえずIDカードを受け取り、その辺に座っててくださいと言われました。
まぁ、そのうち知っている誰かが来るだろうと思いつつ、室内を見回すと・・・おおっ!グランドピアノが。
見てみると、スタインウェイのフルコンです。しかも艶消しのやつ。
こっそりふたを開けたら・・・開くじゃないですか。(笑)
あぁぁ、弾いちゃおうかな、やめようかなと逡巡しつつ、周りをうかがうと、

登場段階ですでに十分怪しいこのおじさん、挙動まで完全に怪しいと、ものすごく注目を浴びていることに気がついた。(恥)

あ、いや、怪しいものじゃなくて・・・と照れ笑い、苦笑いをしつつ、なんかしゃべろうと思ったら、懐かしや、遠くから聞こえる吹奏楽のカデンツの調べ。

「あれ、吹奏楽OBはすでに練習中ですか?」と聞いたら、「はい」だって!
早く言ってよ、こんなところでピアノを物色している暇はない!、さっそく楽屋口からステージへ向かいます。

この楽屋付近をうろうろしている時に、ステージから、あるいはモニタースピーカーから聞こえる音って、いいんですよねぇ。昔コンクールに出ていたころを思い出して、当時の緊張感やら高揚感やらがデジャビュのように蘇ります。

舞台のそで口から中をうかがうと、おおっいたいた。N先生が。定年とは思えない以前と変わらないお姿(ちょっと恰幅がよくなったよーな)。でも、それ以外のメンバーは全くわからず。戸惑うのは女性が多いこと多いこと。

実は僕らのころは男子校だったんですよ。母校が共学になったというのは聞いていましたが、ステージの7割以上が女性で占められているとものすごい違和感。唯一の頼みのTくんもどこにいるのかわからん。何せ卒業以来だから、会ってもお互いわからないかも。

しかも、これから練習という時に、いきなりずかずかと先生にあいさつするのもどうかと戸惑います。

そうこうする内に、先生から「では校歌から。本番では○○○(←僕のこと)という君たちのさらに上の代のOBが棒を振ります。○○○くんは知っている人は知っているけど、もう知らない人の方が多いよね。」と説明が。
そこで、僕も思い切って指揮台に近づき「先生!」と声をかけると、「おぉっ変わらんなぁ!髪の毛がちょっと短くなったくらいか(注:はげたんじゃありません。社会人になってからヘアスタイルを刈り上げ系にしたので。昔はボサボサでした。念のため。)?じゃよろしく。」とポンと指揮棒を僕にいきなり渡します。

「へ?」と渡された手元の指揮棒を見て、先生に視線を戻すと、先生はすでにステージを降りて観客席へ・・・

ステージを見ると興味津々の後輩たちの顔、顔、顔・・・
しかしすごい人数です。最上段のパーカッション、トランペット、トロンボーン等の列が遠いこと遠いこと!
後で聞きましたが何と総勢160人。オーケストラピットまで潰した特設拡張ステージだそうです。

うぅ・・・たじろぎます。しかも160人がじっとこちらを見ている!
それと知ってか知らずか、鼻歌まじりで観客席でこちらを見ているN先生・・・

ええい、ままよ、とばかり、とりあえずしどろもどろで自己紹介したようなしなかったような、何かしゃべりましたが、160人全員の耳に届いたのかどうかは自信がありません。

さあ、気をとりなおして、いよいよリハ開始!
30年(以上)ぶりの指揮の首尾は?(続く)

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30年ぶりにタクトを振った!(その1)

この前の連休は思いもかけない急展開で、大変、貴重で素晴らしい経験をすることができました。
めったに経験することはない、濃~い内容なので、何回かにわけて書くことにします。
「事件」の3日くらい前だったと思うのですが、高校時代の2つ下の後輩のTくんから何の前触れもなしに突然の電話。
話の内容は、この連休中にわが母校の吹奏楽部とそのOBが地元のコンサートホールで3日間(!)定期演奏会を開くので来てほしいとのこと。
自分がこの高校の出身だということ、吹奏楽部だったこと、3年の時に指揮をしたことなどは、ほとんど思い出すこともなく、それこそ5年に一度くらい風の噂で母校吹奏楽部の活躍を耳にする程度でした。

本宅サイトの「私のプロフィール」でもちょっとだけ書いているのですが、僕の現役時代は本当に弱小吹奏楽部だったのに、今や全国大会金賞常連校で、今年の3日間の定期演奏会も、全国からもバスを連ねて見に来る(ライバル校の偵察含む)客も多く、1500席の大ホールが三日間ともチケット完売だそうです。

Tくんが言うに、この繁栄の礎となったのが、僕が指揮した年に初めて県代表になったことだとか。指揮者の僕と部長のHくんが当時の窮状にたまりかね、まったく無関係の別な学校のN先生のところに直訴して無理に指導を依頼した・・・らしいということになっている(=半ば伝説化?)のだそうですが、これが本当なのかどうなのか今となってはまったく記憶にありません。

その後、当のN先生が巡り巡って母校に正式に音楽教師として赴任、それからわが吹奏楽部は黄金時代を迎えるというわけです。

話を元に戻すと、このN先生が今年で定年、現役最後の定期演奏だということで、Tくんは、消息不明だった僕を高校同窓会名簿から探し出し、思い切って連絡してきたとのこと。N先生は僕にとって本当に本当に人生の師。これは行かねばと、いろいろTくんと話すうちに、2日目のOB演奏会でプログラムの最初に演奏する校歌を僕が指揮するということになりました。

ま、まぁ校歌なら何となく覚えているし、確か三拍子だったから、数分間、宙に三角形を描いていれば終わるだろうなどと安易に考えていたら、いやいや「ばんから」のやぼったい原曲のかけらもない、コンサート向けにN先生が自ら編曲したそれはそれは優雅な曲なのだとか。当日の朝からリハをやるので、来てほしいということになり、急きょかけつけたのが、このお話の始まりです。(続く)

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