BLOG「プランタンのクラシック・ピアノ挑戦」

大人になって再開したピアノ、こんなに「はまる」とは・・・

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30年振りにタクトを振った!(その5)

定演のプログラムはひととおり終了して、ブラボーの大喝采!

用意されたアンコール曲は、2曲。
1曲目はアルトサックス(現役プロです)奏者のソロをフィーチャーしたポップスもの。
最後、ものすごいハイトーンのフェルマータがきかせどころ・・・若干とぎれた。とぎれたものの、とぎれてもやむを得ないと納得できるくらいすごいハイトーンで誰も失敗とは思わない。心意気が十分伝わる名演で大喝采。

そして2曲目はディスコキッド!!!
って言ってもだれもわからないでしょうが、この曲は、僕が指揮をして県代表を勝ち取った年の課題曲だったんですよ。当時、クラシックの編曲ものか、あるいは甲子園用行進曲、応援歌くらいしかレパがなかった吹奏楽界に新風を呼び、まさに賛否両論を巻き起こした曲です。ポップスものを演奏するだけでも勇気がいるのに、その先をいくディスコサウンドですからね。今でもこの曲はそれなりに有名で、「吹奏楽 ディスコキッド」で検索すると、演奏があちこちでアップされています。でもアップされているのは良く言えば模範演奏風、悪く言えばマーチングバンド風で、ちょっとノリが違うと感じるのは身びいきのせいか?

うちの二男にこの曲聴かせたら、学校で聴いたと。そんなわけあるはずないと思って、いろいろ話したら「なんとかなんとかサンシャインって歌ってた」って聞いて納得。あっそれはたぶんYou are my sunshineだ。確かにディスコキッドの最後、盛り上がるところのフレーズ似ていなくはない。

ま、それはともかく、今の繁栄の源流がこの課題曲なんだという思いを込めて、もう22年間続いている定期演奏会で、必ずアンコール曲として演奏する習わしとしているのだとか。「もうそんな由来なんてわからないで演奏している若い世代のOBの方が多いんですけどね」とTくんは豪快に笑う。

と事前にTくんから聞かされていたわけですが、いざN先生の指揮で演奏が始まると、冷静でいられるわけがありません。思い出す思い出すいろいろなこと。

寒い寒い体育館のステージであちこちばらばらでやっていたパート練習。
その片隅のカビ臭い、暗い部室で、自由曲は何にする?とかいって議論したこと。
このディスコ独特のノリが習得できないので、合宿で夜音楽室に皆を集めて聴いてもらったディスコミュージック。
スタイリスティックスのヒットナンバー(古っ)
シルバーコンベンションのフライロビンフライ(いまやこんなのだれも知らない)
それから和声の動きがディスコキッドと酷似しているという理由できかせたマッカートニー&ウィングスのバンドオンザランからの一曲(もう曲名忘れた)
誰も似ていると言ってくれなかった(悲)

ドラムのアドリブに苦心惨憺して、レッドツェッペリンの聖なる館からジョンボーナムのドラムをぱくらせたり。(当時はこれ黙ってたけど。)
この日の夜の懇親会でも、アルトサックスのNくん(このOB定演への出場のみならず、お住まいの町の市民吹奏楽団の中心メンバーで活躍中のバリバリ現役です。)から、いろんなドラムアドリブを聴いているけど、あれが一番よかったと言ってくれた。でもディスコなのにヘビメタだからねぇ。かなり重かったと思うよ。

市大会では確か前に書いたUくんがのりまくってものすごいボリュームでチューバ吹いてたっけ。

そんな思い出がいっぱいいっぱいつまったこの曲。
この日の夜の懇親会で、直接顔も知らない後輩達から、当時中学生だった彼らが、県大会でのディスコキッドの僕の指揮を見て「かっこいい」と思ってわが高校に入って絶対吹奏楽やるってきめたんですって言ってくれてこれまた感激。(いや、たぶんかっこいいのは僕じゃなくてこの曲だからね)

この曲、ソロの聴かせどころ満載なのが魅力で、ピッコロ、クラリネット等が次から次へと妙技を披露する仕掛けになっています。当時のソロもみんなすごかったけど、さすが全国大会常連校のOB定演、プロもアマもその区別がつかないほどうまい!聴かせる!

と、曲はもう終盤に、ダメだ!終わらないでくれ!二男が学校で聞いたと感想を述べた最後の旋律が始まり、やがて転調して、いったん弱くなって、もう終わりますって感じのリズムパターンになって、ちょっと裏切るようにグロッケン・シュピールの一音が何かを暗示するかのようになって・・・ああ、もう終わり。

すっかり脱力する僕以外は、会場はブラボー、ブラボーの連呼!
何度もステージに呼び戻されるN先生、例のアルトサックス奏者に近づいて何やら相談事。
「も一回やってみる?」
「いやいや」
「いいから、おやんなさいよ」
という会話がジャスチャーからうかがえて会場からも笑いが・・・

で、N先生から「明日もあるので(定演3日目)今日はこれで最後にさせてください」とコメントがあり、アンコール1曲目の再演。前に書いた最後のハイトーン。みんな息をひそめて見守る中、やっぱりとぎれ・・・かかった。でも先生は次のパッセージの指示をせず、ずっと左手でフェルマータ延ばしっぱなし。頑として動きません。おぉっここから音が見事に持ち直し、甘い甘いかつ魂をゆさぶるハイトーンが蘇る。これにはみんな拍手。でも先生は手をまだ動かさない。まだ引っ張る。まだまだ引っ張る。まだまだまだ引っ張る。拍手をやめてどよめく会場。そしてようやく音をやわらかく閉じてコーダへ。3日間の演奏からベストの演奏を選別してCDが全国発売されるので、そのために再演させたんだろうって感想もありましたが、いやいや僕は教育者としてのN先生の面目躍如という方の解釈をとります。絶対。そんなこんなで大盛り上がりの定演2日目のOB演奏会はこれにて終了。何の苦労もせず指揮だけさせてもらった僕と違い、この超巨大編成の組織での3日間定演、事務局の苦労は並大抵ではないと思います。御苦労さまです。

ということで本編は終わりですが、番外のサプライズ&大クライマックスを次回に。
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Re: ディスコキッド♪

たかこ姫さま

ごぶさたしております。
コメントありがとうございます。

たかこ姫さんもディスコキッド世代ですか?
今度、語り合いましょうね。

では、8月に。

printemps | URL | 2010年06月02日(Wed)16:14 [EDIT]


ディスコキッド♪

こちらでは、はじめまして。

3年前くらいに一度ご挨拶しているたかこ姫です。
ペンネさんのデュオのコンサートのときです。

ディスコキッド、私の3年の時の課題曲でした。ユーホのソロもあって、ドキドキした曲でした。
ただの金で、ふもんかんは、はるか遠く・・・。
いい曲でしたよね、斬新で!クラの子なんかトップの子があのディスコ調に乗れなくて、ソロおろされてね、ちょっと、過酷な思い出も。

8月にお会いできるのを楽しみにしてます。

たかこ姫 | URL | 2010年05月29日(Sat)12:52 [EDIT]


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