これまで、時々の季節にあわせて取り組み曲を決めるということはありませんでした。
あえて言うなら、以下の3つくらいか?
1.モーツァルト・イヤーの時にモーツァルトの誕生日(1月27日)にK332の第一楽章を終わらせた。→季節感とは言えない。
2.たまたま子供の領分をやり始めた時に冬だったので、取組順番を予定変更し、最初に「雪が踊っている」を始めた。→結局出来上がったのは3月23日。遅いって
3.クリスマス前にふと思い立って樅の木をコソ練でやった。レッスンに持ち込むと豆撒きの頃までひっぱりそう(笑)だったので、持ち込まず12月で強制終了。
ということで、まともに季節感が出たのは3のみでしょうか?ということで、現在、あれこれ放浪の末ラフマをやっているのですが、ラフマと言えば冬ですか?しかも厳冬?やっぱり。でも取組み曲(Op.23-4)はその中でもちょっと牧歌風。初春の香りがしなくもないので、終了予定の3月中旬にはちょうどよいかもしれません。
あくまで計算ずくではなく、たまたまそういう時期に重なっただけですが、これも何かの縁。しばらく季節感のある曲を続けてやってみるという自己企画はどうだろうか?
ラフマの後は、
・初夏の香りがする曲を5月から6月にかけて、
・その後は夏の熱気むんむんの曲を7月から8月にかけて
取組みます。もう曲は決めてあります。ただ、また気が変わるといけないので今のところ非公開。
いずれにしても、ベトソナ&平均律忌避から引きこもり&ダッチロール気味だったピアノ取組の路線がようやく
決まった!と思えるような納得感があり、何となくやる気がでてきました。
ところで、最近シューマンの音楽評論集を読んでいたら、「音楽の座右銘」というのがあって、ピアニストを目指す子供達のためにいろいろなアドバイスが。これはこれで面白いので改めて記事にしようと思います。今日はその中から、痛~い一言を。
「よい大家、ことにヨハン・ゼバスチァン・バッハのフーガを熱心にひくように。《平均律クラヴィーア曲集》を
毎日のパンとするように」
う、う~ん、そう思ったからこそ、手がけたんですけどねぇ。やっぱりねぇ。それにしても毎日のパンとはねぇ。ということで、しぶしぶ再開しますか。10番のフーガ。
はぁ、やる気しない。何か趣向を考えないと前向きにならないので、いろいろ考えた結果、左手だけ取組むってアイディアにたどりついた。だいたい片手練習というものを、もともとちゃんとやっていないし。たまにはいいかもしれないですね。
なぜ片手練習が嫌いかって、結局片手で出来たと思った後、両手に移行した時の
挫折感の大きさがあるからです。皆さん感じませんかこれ?それならば、ただでさえ時間がないので、最初から両手でやっちまえ!ということになっているわけです。平均律、絶対仕上げる!という気力がまだみなぎってこないので、期限も決めずに、お試しとして、この
右手封じ込み作戦やってみようか。
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